
「新潟水俣病阿賀野患者会」が会員を対象に実施したアンケートの結果がまとまった。「差別を受けた経験がある」と答えたのは1割にとどまったが、「誰にも知られないようにしているから差別を受けたことはない」との回答が3割あり、なお差別におびえる被害者の姿が浮かび上がった。
阿賀野患者会は、公害健康被害補償法(公健法)では水俣病と認定されていない被害者らでつくる。水俣病被害者救済法(特措法)で救済された会員と、2012年7月の特措法の申請締め切り後に水俣病と診断された会員がいて、145人は国と原因企業の旧昭和電工(現レゾナック・ホールディングス)に損害賠償などを求める裁判を続けている。
アンケートは7~9月、会員288人を対象に実施。168人から回答を得た。調査項目の大問は「健康被害」「差別」などの四つだった。
差別を受けた経験については160人の有効回答のうち、「ある」が16人、「誰にも知られないようにしているから差別を受けたことはない」が56人という結果だった。
家族に知られないようにするケースも
近しい人々にも「知られない…











